今度晴れた夜は大きな月を 見ましょう 丘の上に二つ小さな影を並べて 濡れた羽を優しく 拭いてくれたきみは 何故か少し懐かしく 思えて それはきっと雨の匂いの所為なのか 逆さに空を下り続けて曖昧な 夢の隙間が 見えなくて足を踏み外したの ぼくはきっと消えて光になるよ それでも空を下り続けてきみがいる 夢の隙間に落ちたくて羽を 引きちぎったの 今度晴れた夜に大きな月を見たい 丘の上に二人きみと肩を並べて 探す言葉の 行方けれどどこにもなくて いらない 知らない 触れないよう逃げていた それでも見たいの それでも知りたいの 心の奥で溢れる気持ちは曖昧な 夢の隙間で呼ぶ声にきみを映し 出したんだ ぼくはきっと消えて光になるよ このまま空を下り続けてきみがいる 夢の隙間に落ちたくて羽を 引きちぎったの 深い霧の中で見えない道を探る 羽の痕が痛い 涙も枯れてしまって 手を伸ばせば届くと思ってた 羽が無くても飛べると思ってた 間違いだとしても退けなくて ここまできてなんにも見えないよ 濡れた羽を優しく 拭いてくれたきみは どこにいるの? 夢で会えたらいいな 濡れた羽を優しく 拭いてくれたきみは 何故か少し懐かしく 思えて