暦では春が近づいたね あの日と同じ柔らかい雪 降ってる 積もらず溶けちゃう 君も僕も冷たかったね 笑いあえたならどれだけ楽だろう 鮮明に残ってる深い傷も今じゃ過去 溶けだした雪が 古傷に染みて あぁ 今日も痛いよ ねぇもしも あの時歯車が ずれていなかったら 君はまた僕の隣で「雪だね、」 だなんて パクッと食べちゃう春巻き パッと消えちゃったドーナッツ 飽き飽きしちゃうわ 雪が降る 季節らしいことをする前に 季節が僕らを置いていく 春も夏も秋も冬も 君と居たいよ 僕らの溝にだけ 雪が降る 君のいない日々も今だけは 白く 美しく思えて