僕は寝ぼけていたんだ 愛という海の底で いつも自分のことばかり 失くして気付いた愚か者 君の服がたくさん掛けられた 部屋にただ君がいないだけ 「愛されないと愛せないなんてウソよ」 君はしゃがみこんだ カーテンを替えた頃の君のさみしさも 気付けないまま ひたすらに僕は僕だけで 守るべきものに背を向けた ちぎれてく瞼の奥で 君の優しさの分だけ 突き上げる僕の罪 気が遠くなる程 熱い涙 僕はどうかしてたんだ 出て行く君を引き止めもしないで 二つ並んだハブラシが 朝の光に悲しく溺れてく どんな時にも君がいたから 走ってこれたんだ ひたすらに綴られた君の文字達が 支えてくれた手紙を読めば ちぎれてく瞼の奥で 君の優しさの分だけ 突き上げる僕の罪 気が遠くなる程 熱い涙 海の消えた砂丘の上で どこへ僕は行けばいいの 言い訳が焼き消されてく もがけばもがく程 溢れだすよ ちぎれてく瞼の奥で 君の優しさの分だけ 突き上げる僕の罪 気が遠くなる程 熱い涙