日曜日には 散歩をする 路地をぬけ 神社の方へ 石段を登る あたりは すっかり春めいて 化粧をしたように あたたかい 僕はおみくじを引く なんとなく 君をみたくて 時がもどる あたりは平安の世みたいに 朱色のはかまが よぎってく 僕はうぶでも シャイでもないけれど たぶん とても軟弱で 君をしっかり 抱きしめてあげられない それでも君が大好きで 朱色のはかまに 口づけをすれば 神はおいかりになるだろう たぶん 雷を放って おいかりになるだろう あたりはすっかり 謎めいて 君の魔法に そまってく 君の魔法に そまってく