さよならと 泣いていいほどの美しさが僕らの これほど 多くの思い出の中になくとも さよならと 訳もなく涙を流していた奴らと 同じではないと思って気づいたの 僕は君が好きだった 決まっていつもおかずを作りすぎる 君が 僕の母のようでなんか心地よくて 安心しきってた僕とほころぶ君の顔 互いここじゃないと 見せることのできない顔 この密やかな醜さが ずっと続いてと願ってた さよならと 泣いていいほどの美しさが僕らの これほど 多くの思い出の中になくとも さよならと 訳もなく涙を流していた奴らと 同じではないと思って気づいたの 僕は君が好きだった 常套句になると薄れる気がしてさ 闇雲に想いを 伝えないようにしてたの 今度密やかな愛しさも ちゃんと言おうと思ってたのに 覚めたりしないか君の目を見ていた 見慣れない厚化粧をしていた 安らかに笑うその表情は 嫌になるほど身勝手 さよなら もう出会えないくらい麗しい人 またこの世ではないどこかの街で すれ違えたら さよならと 泣いていいほどの美しさは僕らの これほど 多くの思い出の中にあるかな さよならと 訳もなく涙を流していた奴らと 同じではないと思って気づいたの 僕らは幸せだった