小雨のふる夜は やさしく寄りそい 灯りをともして 別れを忘れよう ガラスの窓には 小径がひとすぢ 明日が晴れたら 遠くへ行こうね 可愛いその頬 両手につつんで 唇よせれば まつ毛がふるえる 潮騒きこえる 静かな日暮れは 灯りをともして 思い出語ろう ふたりの恋にも ながれる年月 こころにふりつむ 愁いと歓び お前の掌 両手につつんで 唇よせれば 涙がにぢむよ 漁火またたく 淋しい夜更けは 灯りをともして ふたりで過ごそう つぶらな瞳に ともしび浮かべた お前は夢みる きれいな娘よ ふたりの想いを 両手につつんで 唇よせれば お前は眠るよ