だれがうたうか まつりうた 風に流れる まつりうた 今 私はただひとり この町を出て 旅にたつ 遠いおもいで さようなら 朝のひかりを あびながら 夢につばさを ひろげよう 青空たかく とびたとう 私の青春よ どこまでも だれがうたうか まつりうた 雲に流れる まつりうた 今 私はただひとり ふるさと遠く おもいだす あの赤い屋根 青い橋 やさしい目をした ふるさとさん わけもきかずに ほほえんで 何もいわずに 抱きしめる 私のふるさとよ いつまでも こころの霧は ふかくても いつかはきっと 朝の陽(ひ)が 愛という樹が あるのなら その若い芽に なりたいの 私の倖(しあわ)せよ いつの日か