朝の光に 怯えるように ふたりの恋は 闇に隠れ 白い波間に 寄せては返す 泡沫の夢よ 月が泣いてる あなたの胸の 熱ささえ 偽りでしょうか 遊びなら… 時は悪戯に 過ぎゆくけれど あなたの言葉だけ 舐めて生きる まるで泡だま ハジケて溶ける 消え逝く命に 身体が火照る あなたなしでは 生きる意味もない 甘い蜜を どうか与えください 蜘蛛糸つたう 雨だれは涙でしょうか 美しい… 愛を乞うたびに 悦ぶひとよ 白日夢(ゆめ)と抱かれるなら 白百合でいい まるで泡だま 痕も遺さぬ すべては 無かったことになるのでしょう 見つめ合うほどに 果てしなく哀れ誘(いざな)う 泣き濡れた… 潮騒のように あなたなら愛を なんと謳う? まやかしだよと 蝉時雨謳う… まるで泡だま ハジケて消える 赤裸々な嘘に この身を染めて