頭は鳥の糞だらけで 肩には小さな虫がとまっている 綺麗なのは心くらいだけど それすら自分で汚れを塗っていく 落ち着ける場所は トイレの個室だとか ロッカーの中だってのは 実は 冗談話なんかじゃなかったんだ 最低な人にも 最高の人間にも なりたくなかったんだ すれている考え少年さ 今まで生きてきて 嫌いなものを数えてみよう 両手両足じゃ足りないな これからも増えていくんだろか いじめっ子の彼をいかにして 苦しめることだけ夢見るのさ 小学校の先生も 中学の同級生も みんな死んじゃえばいいのにな 本気で思っている少年さ 今まで生きてきて 嫌いなものを数えてみよう 信じられない数になっていた とうとう自分を嫌いになった 最低な人にも 最高の人間にも 友達が居なかったんだ ひとりぼっちの少年さ 好きなものすら ろくに好きと言えんような 不甲斐ない態度の少年さ でも少し優しくなれたんだ ただそれだけで良かったんだ ただそれだけが良かったんだ