歪んだ記憶と 僅かに満たされない空白は 貴方の人格 見てくれだけは 表裏ひとつの編みぐるみ 其処に在っても 正体は不明でした 償い 賄い合い 罪作り いつか何処かの与太話? 悲しい 愛しい者 物笑い どっちへ逃げて隠れても 闇夜の園 「鬼さんこちら手の鳴るほうへ」 永久に虫喰った世界へ 夜明けぬまま罪を数えている 最低なフェイクショーだ 止まない雨に病めど 流れ落ちる咎などない そばにいてくれないか 失格者 虚弱な声は 心を交わすほど 夢見てた 誰かの人格 世の理に 正せぬ誤りに 気づいても 意味はないのさ じゃあ何に期待しているんだ 偽るほど傷つくほど終わりへ 絶えず加速するプロセス 咳き込むほど凄惨な愛ならば 滑稽なフィクションで あの日読み違えた 両目 未だ見えぬままの ボクに失望していたんだ 失格者 人間失格さ 無き世語り 今日がこんなに暗いのに 疑い 疑い 君に寄り添う小さな一歩も この手には余るようだ 「鬼さんこちら手の鳴るほうへ」 永久に虫喰った世界へ 夜明けぬまま罪を数えている 最低なフェイクショーだ 急いて遠のく背に 褪せた声は届きやしない そばにいてくれないか 失格者