凍てついた静けさを邪魔してる 窓叩く風に耳塞いでた カーテンと揺れている月明かり 遠い記憶へ僕 誘う カサカサの唇を舐めながら 口笛を吹くふりをしていたよ ポケットの中の嘘 取り出せぬ苛立で 涙… 出ないよ ずっと忘れたいけれど 足音に振り向く癖が消えない あの空とあの涙 白く頬なでる冷たさも あの街の片隅で 今もまだ空白の記憶 触れられぬ優しさは感じない 同情に温もりも感じたが 欠けている月のように輝くのならば 夜露で僕 溶かして きっと記憶のいたずら 足音に振り向く癖が消えない あの風とあの涙 冷ややかに光る蒼い月 あの街の片隅で 今もまだ空白の記憶 ここにいると伝えておくれ … いつかはこの空白さえ アルバムに飾れるというのだろうか あの空とあの涙 白く頬なでる冷たさも あの街の片隅で 今もまだ空白の記憶 あの風とあの涙 冷ややかに光る蒼い月 この街で振り返る 今もまだ空白の記憶