いつか舐めた缶からの飴の様な 一つひとつ色がついた恋の様な 制服をそっと濡らす雨の中、 空蝉がそっととまる木の陰で 空は晴れて雲ひとつない青空で 夏の終わり僕は空見上げて 晴れた空はまるで君の笑顔でさ 曇り空はまるで僕の様だと、 思った 霧が濃くて 前が見えない 僕の未来も、きっと(きっと) いつか舐めた缶からの飴の様な 一つひとつ色がついた恋の様な 制服をそっと濡らす雨の中、 空蝉が そっととまる木の陰で 夏のはじめ、蝉の鳴いた夏の音 入道雲が見下ろしてくる空模様 君は少し前を歩き僕に言う 「私がもっと雨を好きならな。」 いつか舐めた缶からの飴の様な 一つひとつ色がついた恋の様な 制服の袖をぎゅっと掴んでた、 君が咲いた夏の終わり雨の中