いつかの夏の向こう側を かき消すように煙を吐き出す あなたを見ている 小さく灯る水槽で 2人ではにかんだままキスをしては この日々に潜った 徐々にずれる呼吸で 1つが2つに弾けて 必死に繋ぎ合わせたって バラバラになって 拾いきれないまま底に沈んでいく いつも言葉足らずで うまくいかなくて だけど離れられなくて 「もういいよ」って こんな風なら終わりにしよっか (もう何回目?) ゆらゆらり 流されてく この部屋で息をしてる 僕達は 恋に飼われた寂しがり屋な魚 ふわふわり 抱き合っている この部屋で恋をしてる このままで このままで 何も知らないままで居たいんだ わたしの横をすり抜けて 誰かを見つめてはまた抱き締める あなたを知っている 汚い水を飲み込んで その口でまたあなたに口付けては 一人で落ちていく 浅くなる呼吸で はっと目が覚めて 僕らみんな孤独だって やっと思い出して 逃げる場所を泳ぎ探して宙を舞う 枯れた花は戻らないって 頭ではわかってる だけど体がいうことを 聞かないままで このまま二人でどこか行こうか? (くだらないね) ゆらゆらり 流されてく この部屋で息絶える 僕達は 恋に飼われた寂しがり屋な魚 ふわふわり 抱き合っていた あの部屋で恋をしてた あのままで あのままで 何も知らないままで居たかった 滑稽な金魚鉢 夢現の朝 金魚鉢 遠のいていく 金魚鉢 滑稽な金魚たち 夢現の朝 金魚たち 遠のいていく 金魚たち