探していたのは愛ではない 人ひとりと向き合うための心 大人さえ大概わからない 人の愛し方をわからない 当たり前は不意に消えてしまい いつからか世界は変わったけれど 退屈な日々も歌があるなら 乗り越えられそうな気がしている 愛は見つかったかい? 恋はやれそうかい? 虚しいだろう この世に生まれ 汚れていく 年をとるたび 芽が出る頃に 怪物の姿が そこに見えました 探していたのは恋ではない 勘違いの連続も終わる 子供は明日に夢を見るけど 大人は何か忘れて生きる 愛していたけど今ではもう たまに思い出すくらいになった 守りたいものも特にない 壊したいものだけ増えていく 変わってしまったのは僕のほうか あるいは世界の方なのか かかとを踏み潰して歩くように そっと地球が壊れた 虚しいだろう この世に生まれ 汚れていく 年をとるたび 変わらなければ 人々も世界も 国も政治も (虚しいだろう この世に生まれ 汚れていく 年をとるたび 芽が出る頃に 怪物の姿が) そこに見えました