窓に見える街がいつもより綺麗で もう会えないんだなって思ったんだ 寝惚けの心で 「どちらかの命が 終わる日が終わりの日だよ。 私は、後がいいな。 君は、優しいからさ。 そんな顔しないでよ、私、 君との思い出だけで 十年くらい生きられるから。」 なんだ、君の言うとおりじゃないか 僕は一生で君に恋する 君も同じがよかった 君の思い出だけを抱きしめて 何処か遠くへ消えたい 十年経った頃に、 生きていけなくなったなら 思い出を蓄えにまた、 戻るのだろうか 痛くない振りも、悲しくない振りも する度に胸が削がれてく音がした あぁ、もうどうしても苦しいままで 僕は一夜でさえも越せずに ただ消えたいと願った 命あるままに消えた君の 言葉が嘘と成ってく 僕が居ないとだめだとか 思ったことは無いけれど 僕が居なくても大丈夫だとも 思わなかったんだよ 君は君の人生を生きる ただそれが悲しくてさ 僕が居ないことだけを悔やんで 幸せに生きてほしい 僕は一生で君に恋する 君も同じがよかった 命あるままに消えた 君の思い出だけが残る 何処か遠くへ消えたい