舌切り雀女

歌詞

昔々の物語 舌を切られた雀の話 あの日のことを忘れらるるものか 私が誰だか、わかるでしょう？ 雀の小娘　侮るなかれ 舌と声は武器 切っ先はリリック　筆先より鋭利 かつ鈍重な鈍器 下に見た下衆の舌　二枚で嘘を塗り この割れた舌端で ただ淡々とお前を斬る 糊を食ったあの日の罰なら もう受けたわ 懲りた葛籠ごときでは生ぬるい 強欲の婆 雀の宿へご招待　もてなしは808 あとデカ箱と虚飾に劣等感 高性能と低能 妨害の二枚舌　二倍速 気に入ったわ案外 私は短刀　短音 淡白でも連鎖で粉砕 舌！舌！舌！舌！ 縛った舌ほど増す火力 リップロール　倍速でも爆音で 糞婆婆には配慮 優しさは弱さに見えるって？ 腐った価値観ごと焼却 善良は前提　前衛で前弾装填 前線へ着くからすぐ おべっかお断り 御神酒より真っすぐな唾を吐く 綴る葛籠　綴った言葉が宝 口止めなど叶わぬから 命からがら、ここまで来たわ それもこれもアナタのおかげさま 淡々　断々　舌を断ち切って 単々　反々　真を叩き出す タンタン　雀が火を吐く夜 鳴けよ鳴けよ　沈黙を裂け 舌先三寸じゃ足りない　刃先三寸 八百長ごと　一刀両断 両義的に凌駕　量子的に上段 なんて冗談冗談、怖がらないで でもアンタに切られて増えた舌と 恨み 引っ提げて会いに来たよ バカは勝手にバグる 勘ぐる婆を見ては笑う 与えるは罰じゃなく無価値 ムカついてるわけじゃない 罵妙賤（ばみょうせん） 黒水の底に 血の声　声なき声に 舌火（ぜっか）燃ゆ　夜を焦がし 忌熟（きじゅく）る　赦さずして 淡々　断々　舌を断ち切って 単々　反々　真を叩き出す タンタン　雀が火を吐く夜 鳴けよ鳴けよ　沈黙を裂け 淡々　断々　舌を断ち切って 単々　反々　真を叩き出す タンタン　雀が火を吐く夜 鳴けよ鳴けよ　沈黙を裂け