卑しく 朧な 2つの目は 生臭い夜に よく光る あの日のほとぼりをおくれ この身は穢れていく一方で もがくこともせず 水の中 浮き沈み もがくこともせず 水の中 叫び続ける 宵ごと乞う 赤い血を 愛せますように 知らずに増える 項の跡 この郭から出られないの あの日ごと消えてなくなれ 心は欠けていく一方で もがいてみせても 泥の中 明かりは程遠く もがいてみせても 闇の中 貴方は見えない 宵ごと乞う 赤い血を 愛せますように 叩き潰さないでくれ さあ凪いだ暮れ まだ動かないで 繋いだ手 離さないで 叩き潰さないでくれ 愛をくれ