呼んでいる 胸のどこか奥で いつも心踊る夢を見たい かなしみは 数えきれないけれど その向こうで きっとあなたに会える 繰り返すあやまちの そのたび ひとは ただ青い空の 青さを知る 果てしなく 道は続いて見えるけれど この両手は 光を抱ける さよならのときの 静かな胸 ゼロになるからだが 耳をすませる 生きている不思議 死んでいく不思議 花も風も街も みんなおなじ ラ ラ ラン ラン ラ ラン… 呼んでいる 胸のどこか奥で いつも何度でも 夢を描こう 悲しみの数を 言い尽くすより 同じくちびるで そっとうたおう 閉じていく思い出の そのなかに いつも 忘れたくない ささやきを聞く こなごなに砕かれた 鏡の上にも 新しい景色が 映される はじまりの朝の 静かな窓 ゼロになるからだ 充たされてゆけ 海の彼方には もう探さない 輝くものは いつもここに わたしのなかに 見つけられたから