ねじれた風が吹き 祝いの実は踊る 高いチムニーには 使いのほほえみ 競るように煌めき 街をともす明かり ヤドリギの下には 寄り添う恋人 愛する歌 口ずさむ 孤独で真っ黒な瞳 どこかで鳴り響く鐘の音は、 ひとり見放された身体をも包み込む 優しく伝わる想い出の振動は、 やがて祝いの感涙をまとわせる! 積もる白い魔法の結晶 やまぬ憂いも哀しみも 覆いつくしてくれたなら きっと、良いかもしれない そこらで鳴り響く鈴の音は、 ひとり嘲笑われた心をも包み込む 麗しく蘇る故郷の空から、 やがて幸せなキャロルが降り注ぐ! 光る銀のやわらかな結晶 見えぬ隔たりも暗がりも 照らしつくしてくれたなら きっと、好きかもしれない “誰にでもやってくる 美しい日を求め、 二人で手を取り 世界を変えよう!” 今宵こそと 意気込んだ かじかんで 真っ赤なお鼻