ある時代 ある場所 ありふれた世界の片隅で 少年はもがきながら 大人になろうとしていた 事実は小説より奇なり なんて言うけれど 世界は今日も僕だけを置いて ぐるぐると時計の針を 廻してるようだ 「愛してる」だなんて 大それた言葉より 「次いつ会える?」 が安心できる これくらいの温度が たぶん丁度良いよね? そんな距離感のままじゃ ダメかな? ある時代 ある場所 忙しない世界の真ん中で 少女は急ぎ足で 大人になろうとしていた 明日は明日の風が吹く? そんな甘くない 世界で今日も私は独りで ぐるぐると同じ所で堂々巡りだ 「大好きだよ」でさえ 素直に言えずにいる 君の「ありがとう」 がなぜか切ない これくらいの温度じゃ たぶんこのままだよね そんな距離感のままじゃ ダメだな これは誰が書いたシナリオで 誰に宛てたものなのか? 運命の悪戯にしては 出来過ぎてはいないか? きっと答えは無いような物で 結末は誰も知らない ある時代、ある場所の ありふれた御伽噺 「愛してる」だなんて 大それた言葉かな? 君の「ありがとう」 が安心できる これくらいの温度が たぶん丁度良いよね? そんな距離感のままじゃ ダメだな 「愛してる」だなんて 大それた言葉より 「次いつ会える?」 が安心できる これくらいの温度が たぶん丁度良いよね? そんな距離感のままじゃ ダメかな?