ある風が強い月曜日 クシャクシャの紙切れが舞ってた それを拾い上げたおじいさん そこに書いてあった文字を見て 「だからなんなんだ」って 紙飛行機にして 空に飛ばした ハイウェイ走ってた車のガラスに そいつが張り付いて危機一髪さ しかも運転手はその言葉にキレたよ 髪切れにはこうあったのさ 「アイドンノウ」 道路清掃のバイトくん その紙切れ拾って読み上げた 抱え込んだ悩みなんか バカらしいモノに思えてきた だけどクリーニングに 出してしまったよ ポケットの中 クリーニング店では 夫婦喧嘩の真っ最中 昨日の夜の居所を問い詰められて ここで旦那はつい口走っちゃったよ ポッケから出て来た言葉 「アイドンノウ」 その日は誰もが最悪だったから こいつはちょっと 不幸の手紙ぽいけど 実はちょっとしたオチがあるんだよ それはここから5年先のハナシ 道路掃除のアルバイトの彼は ロックバンドを組んで ある曲を作った ナンバーワンには ならなかったけどね その曲のタイトルは そう「アイドンノウ」