22時新宿西口 蒸し暑い夜の入り口 すり抜ける長蛇のタクシー すれ違う成田行リムジン 助手席にバカが一人と 後部座席にバカが3人 バカでギュウギュウのレンタカー 途切れないクソくだらないバカ話 To the Tic Toc and you Don’t Stop MIX TAPEは3度めの Color Me Badd 夜が明けるまでに着けばいい 伊豆半島ただひたすら南 右にカーブ 左にカーブ 卒業旅行 走る若葉マーク 夜がフェードアウト 朝がフェードイン ほら下田の港がフレームイン 町が動き始める頃僕らは浜辺で 寝そべる レインボーカラー 安いレジャーシート 焼け焦げてく5匹のめざし 吉佐美大浜 海の家もねえ やっぱ白浜にすりゃよかったね どうしますか?このあとの予定 今夜の宿の予約も 取ってないよねぇ? 少しずつ変わってく(僕たちは 変わってく)少しずつ変わってく (色々が変わってく) 少しずつ 蓼科の あの夏のように… 夏の日差しは今年もあの日と 同じまま 容赦なく僕らの後を尾けてくる ここ南アルプスまで また更新する最高気温 和らげるこのマイナスイオン 白州尾白川の渓流 沿いの木陰で日差し避ける 水と緑のコントラスト まるごと包み込む大空 キラキラと強く流れる川の音 はしゃぐ子供達の笑い声 足についた砂を払って 腰下ろす水色のブランケット 木々をすり抜ける優しい風 太陽は今丁度真上 子供達川遊びに夢中 眺めながら飲む キンキンに冷やしてたジュース 癒やされるのは喉の乾き だけじゃねえこの感じなんて言う? この川の流れはやがて 駿河湾へと注がれて 宿探してたあの日の僕らと すれ違っていたに違いない uhh 少しずつ変わってく(僕たちは 変わってく)少しずつ変わってく (色々が変わってく) 少しずつ 蓼科の あの夏のように… 遥か上空 トンビが悠々と旋回 そこは遥か遠くまで 見渡せるだろう そっちはどうだい? これで何度目だっけ?蓼科 子供達まだ小さかったなあ 飯田家のログハウス ウッドデッキから一望する山々 毎回同じ景色を見る度 毎回違う何かを見つけたりする 幸せとはモノじゃないなんて 当たり前に気付けたりする 車座で焚き火眺める 焚べた薪が爆ぜる音立てる コロナだ何だとあったけれどまた 来れてよかったね ビーナスラインは曲がりくねり 登りと下りを繰り返す 草を喰む野生の鹿の群れに 驚いてみんな振り返る ひとりひとり 少しずつ 変わってく 今日を糧に明日に向かってく しかしこの夏の八ヶ岳は 母ちゃんにも見せたかったなあ 少しずつ変わってく(僕たちは 変わってく)少しずつ変わってく (色々が変わってく) 少しずつ 蓼科の あの夏のように…