空を抱く翼に追い付きたくて ただ走ってく 飛べもしないくせに もう影も形も見えないのに 誰もたどり着けない場所 その翼一つで越えてしまうんだろう 妬んでもねだっても叶わない そう分かってるから 僕は地を踏み締めるんだ なぁ、ベト 君がいる空は 戯れる風は心地良いのかい? なぁ、ベト 僕が踏み締めている 今も駆けている大地を 知ってるかい? 涙ぐんで叫ぶ 涙ぐんで叫ぶ 嵐を刺す稲光 怯えて一人息をぎゅっと殺した 君ならきっとどんな時だってあの 空を 抱きしめるように羽ばたくの どうして、“僕には”って何だって 比べて傷付いて 浸ってしまうんだろう? いや、まだ早いだろう たとえ追い越せなくても走るのを 辞めない それだけは負けない なぁ、ベト 君が羽ばたいた駆け抜けた道が 光となって 何度も僕を照らしてくれた 導いてくれた なぁ、ベト 君がいる空もこの広大な 地のように素敵なのかい? なぁ、ベト 僕は誓うよ 未来を描く背中を見せつけてやると どこまでも走る (空も揺らすほど強く) がむしゃらに叫ぶ (命を燃やして今を) 君のため、走る
