繋がらない僕達は 不規則に変わっていく 痛みは強くなっている 軋んでいる 剥がれている 当て所無く絡まっている すれ違い戸惑いもっと近くへ 連れて行かれそうだ 黙ったまま 爪を噛んだまま 存在していることが恥ずかしく 耐えられない とうに終えたはずの自意識が底を 突き刺す 形貌さえもどろどろに溶け 出してもう 正体が分からないまま自分を 演じている 交差して通過して関係のない世界を 見ている 味も知らずに黙ったまま爪を 噛んでいる 感じない痛くもない それが何故か無性に辛い 互い違いに壊れていたい 憎悪すら手にしたい どうか許さないで それだけは離さないで かじかむ心を揺らし震わせ 燃やしてくれ たった今生きてる器 ひかり この一瞬の中で 消耗を知ってこそ命に足る言葉を 持っていける 十 まやかしに浸っていました どうか確信を持って生きてると 言えるように 一人きりのアイデア それだけじゃ革新が無いと とうに分かっているがそれだけが 救いだから 衝動を科学して 揺らぎをシミュレートして それだけ考え抜いた後残ったのは 虚しい評価点 加熱した意識 視界がもうブラックアウトする 涙の味がしない どうか忘れないで それだけは離さないで 愛せなくてもただ聞いて触れて 言葉に変えて 最後まで果たしてそれで何も 残らなくとも 背負い込んだ荷物を置いて遠くへ 旅立っていけるから 生も愛も恋も毒も罰も熱も欲も何も 何も何も無くていつも息が詰まる 迫ってくる未来を吐き気を 湛えてただ頬張って 受け入れている 受け入れていく 平らになって 張り詰めていく 届かないことだって諦めて 静かに息をしている 遠くで輝いている営みのひかり きっと冴えていれば 尚悲しかっただろう ひとつひとつ伏せて最後まで 見ている どうか許さないで それだけは離さないで かじかむ心を揺らし震わせ 燃やしてくれ たった今生きてる器 ひかり この一瞬の中で 消耗を知ってこそ命に足る言葉を 持っていける 張り裂けてる 壊れている