通り雨 過ぎた後の 街並み いつもと違う 輝きを 纏って 追い風と眩む 視界の先には 小さな水溜まり 避けることも上手くなった 好きなこと 好きなもの 取捨選択できる時代 何を選ぶかは 教科書にないから 心揺れる方へ チューニングすら合わせない 好きなようにかき鳴らした音が 妙に心地よいなんて誰も 教えてくれなかった 何かを変えるために強く踏む ペダルごと 不正解を選べばいい らしくない 予感に似た衝動 変わり映えしない 我が人生(みち)の途中で 水溜まりの中 のぞけば綺麗な星空が 揺れてる 異世界の扉みたいだ 平凡な 毎日が アタリマエと思ってる そういうのもいい 決められてないんだ そこにあるのは エフェクター ルーティン化した 日々にも 美しく思える 瞬間があって きっと変わらない未来を 愛したりもしたくなるんだ 重く響け この声 歪み鼓膜揺らすの きっかけはなんだっていい 紺青 澄んだ 空の下 こっちを見ている 誰かが言った 「大丈夫」 本質は変わらないの ただ知らないだけ 間違いなんてない チューニングすら合わせない 好きなようにかき鳴らした音が 妙に心地よいなんて誰も 教えてくれなかった 何かを変えたいという 心のざわめきを 歪んだ音に乗せて 嗚呼