きみは、だれ ここは、どこ ずいぶん、くらいところに、 すんでるんだね きみ、きみ、リリィのこと、 しらないかな とってもきれいなこえ ぼく、すきなんだ どこにもいかないって、 いってたのにさ ぼくをおいて、きえちゃって ひどいね、なんて、あはは でもいいんだ、ぼくはさ きっと、もう、だめだから リリィが、しあわせなら それでいいよ また、いつか、ひかりの、 ふるまちを てを、つないで、あるき、ましょう だれがうたった、うただったっけ、 まったく、ほんとに、えっと、 えっと きみは、そっか、 ここにいてくれるの? ずいぶんやさしいね、ありがとう よるがこわいときのおまじない おしえてあげるよ 「あけないよるはない」、んだって さ どこにもいかないって、 やくそくして ゆびきりしたのは、だれだっけ きみはさ、どうしてそんなに、 かなしいかおをするの? あれ、なんで あれ、どうして ぼくは、ぼくらは、ないてるんだ らら、らり、るら らら、らり、るら らら、らり、るら きみも、うたおう? らら、らり、るら らら、らり、るら らら、らり、るら らら、らり、るら ねえ、そらがあかるいよ そろそろあさなのかな ほら、みて、そらが、きれいで、 ああ とっても、そらって、 あおいんだねぇ ほら、おいで、ちょっとあるこうよ 歌おう? 何か大切なことがあった気がする 何にも思い出せない いいや、きっと何もない 忘れるくらいなんだから おはよう、 そういえば、 「君の名前は?」 「……リリィ。」 「……な、に?」 「リリィ。」 「……そっか、綺麗な名前だ。 ねぇ、リリィ」 「……なあに?」 「君は、えっと、」 「私は、あなたが好きよ」