上の階の住人の苦情が途切れた じゃあね お隣のミュージシャンは飽き性で出 て行った またね 伽藍堂の中最高潮の怠惰 手を振り見送った ドアの向こうは雨 静かに眠る君の亡霊と 行き場のない煙が 腕を引いた 当たり前に昨日と同じ輝きじゃ ないぜって黄色い壁が言うんだよ 同じ階の夫婦は 癇癪で怪我して じゃあね 暴風で飛んでった ベランダのTシャツも またね 伽藍堂になった回想シーンの舞台で 手を振り見送ってまたね 握り込んでまた開いて 分かるんだ 何も無いだろう ドアの向こうは雨 静かに眠る君の亡霊と 行き場の無い煙が腕を引いた ドアの向こうは雨僅かに残る日々の 怨念と 行き場のない決意が 窓を叩く 当たり前に昨日と同じ輝きじゃ ないぜって 枯れた木々が騒いでる