プロローグ二色の世界と 真夜中自販機を眺めていた 繰り返し続けていた 抽象と痛々しい美学 見えたのはヒレの無い魚と 止むことのない激しい雨は 嘘をつくのが苦手みたいだ 花を飾ろう 僕には無謀だったみたいだ いつかイブは笑う 頼みたいことがあると 騒音日々、 変わりゆく都市は 息をするのでやっとみたいだ この景色は嫌いになれないな 偽善で成り立つ 黒い世界に偉人たちは皆、 首を傾げた 彼は消えた 廻る廻る廃れ木馬 今を翳そう 君は眠りから覚めないまま 秘密を明かそう ここで記は途絶えてしまった これはあの日の話 現を抜かした私