これから段々忘れ去って 平面に変わっていくんだ ありふれた二人 あれだけ散々泣きじゃくって 手に入れた 言葉は散らかるばかりだ 甘い蜂蜜を流し込むように 瓶詰めの景色に 閉じ込めてしまった 待ち合わせ場所一人 木々のざわめき 心臓の高鳴り 傾いたビルの影 聞き慣れた足音が 夜を連れてくる これから段々忘れ去って 平面に変わっていくんだ ありふれた二人 あれだけ散々泣きじゃくって 手に入れた 言葉は散らかるばかりだ 「さようなら」 Farewell love flake out darlin 夜は長過ぎて 凍えてしまうから 秘密を潜らせた 毛布で暖めて 怯えた子犬のように 汚れた手足 斑らな水たまり 明けぬ夜はなくとも 晴れない朝は来るの 夢で誤魔化して いつかは簡単な事だって 平然と終わっていくんだ 枯れ果てた未来 光が乱反射するみたいに輝いても 君のようには笑えないんだよ これから段々忘れ去って 平面に変わっていくんだ 愛しさを飾り 拙い単調な軌道に沿って 消えていく 蝋燭みたいね。 儚過ぎて。 今更何回繰り返したって 全然追いつけやしなかった いつまでも一人 遠ざかって段々見えなくなって 手を振っても 声にならず散るばかりだ さようなら。