永遠も半ばを過ぎた頃に 瞬きの隙間で微睡んでる 窓枠の外で滲んだ夢の跡を 追いかけるようにまた眠りに落ちた 少し食べかけたままの朝食 捨てられないまま夜になった ちょっと甘い苦味が胸の奥をギュッ と 締め付けてるからもう敵わないよな 何度も嘘だとムキになって言い返し た ずっと隣に居られないふたりなのに 嫌気が差すほど好きだなんて 今更になって気づいたのです もう一回を繰り返して 今ほどけてしまえばきっと 二度と触れない気がして 届かないガラスの向こう 飾られた幸せを 何度願ってしまうのでしょう 正しさじゃなく嫌われないことばか りを選ぶのはエゴでしょうか このまま誰にも知られないまま ひとり逝ってしまえたらそれも悪く ないよな 涙の理由を思い出せないほどに 使い果たせぬ愛が溢れるている 惨憺たる恋が僕を絆すから サヨナラなんて言えないな もう一回を繰り返して 優しいその温度にもう一度触れたく て もう一回を繰り返して 今ほどけてしまえばきっと 二度と触れない気がして 届かないガラスの向こう 飾られた幸せを 何度願ってしまうのでしょう きっと内緒にしておいてね 誰も知らない御伽噺