僕が行くべき場所 いまだわからぬまま 素直に居たい場所 ここだと言えぬまま 線路一両のみ 電車 馴染みの笑み また会える日を結んで 友は旅立った その手の中に握ったものは 寂しさ 微かな焦り 振り払うように彼らのために ずっと歌い続ける そうさ 大丈夫 まだ行ける 生まれし場所 歌実りし場所 大丈夫 待っている 稲穂奏で 山描きながら 街明かりに浮かぶ 支えとなれ 屋根 飛び降りる雪の音 つもりにつもって壁となる やれやれと掻き出し春を待つ 寄せて降り寄せて春を待つ 大丈夫 まだ行ける 生まれし場所 歌実りし場所 大丈夫 待っている 稲穂奏で 四季を守りて 大丈夫 まだ行ける 生まれし場所 歌実りし場所 大丈夫 待っている 川面煌めき 海両手を広げ 街明かりに届け 北国の歌