テレビがついていた 2人の部屋は散らかったまま しけた朝ごはんも 君とならそれでよかったんだ 正直わからなかったんだ その時は自分のことだけで 溢れた涙は僕にしか 拭えないはずなのにな 艶麗 2人過ごしていた いつもの部屋とは違っていて まるで僕のこと ではない人を見てるみたい 「ねえ、今何考えてるの?」 にやけてそう聞いた君に 嘘をついたんだ 裏の裏までは言えないまま 頼りないよな ただ僕だけの君でいてよ 「君だけを…」 なんて言ったところで 今更届かないよな 手が届く距離にいたはずなのに 0.03mmの隔たりを君が拒んだ夜の 包まれた体温 「救えないな」 テレビがついていた 2人の部屋は片付いていて 僕は待っている 灯らない2人の将来を 「東縛は嫌なの」 そう言った君を思い出す 出来るだけの願い込めて 「なにか、作っとこーか?」 「君だけを…」 なんて言ったところで 今更届かないよな 手が届く距離にいたはずなのに 0.03mmの隔たりを君が拒んだ夜の 包まれた体温 「救えないな」 何もない部屋 裏の裏までは言えないまま