回天と堕落の果て くるぐる 天ぐるり解離の果て 知らせる 落ちぬそらと何かが囁く とわあかりの頂道の上に 空の戸へ宵の初音 縁成の暗闇をまとう子 これから先 何あろうと 塞ぐものは消えるだろう さかさまの水面に開いた ブリキの花 キシキシと軋む音 空っぽの星 いのち携え 円状を描き 流れ星 ここはひろい地の獄です! 思うまま進めばいい! さかさま 空まで近づいたら ふわふわ重力さえも感じない いままでなくしたものすべてが ないてる悪夢から醒める すやすや眠れるように 落日がそろそろと近寄る さらさらと何かがこぼれている 暁 霙た 花 花 ちるちる 黎明が来るのはいつのことだろうか ねこの声 ひとの声 ふらふら 瓦礫の上 騒ぎの後 白黒 宵闇 雨降り 藥硏の川の底 みたこともないゆめをくらうひとた ち 浄化のしろくろがつつみこむ ぽかぽかあたたかい日なたのようだ わたしはあなたはきっとおなじ 等しく さかさまの子たち さかさま 空はすぐそこにある 水面から無数の雫が降る ないてる 迷子たちをみつけたわたしも 迷子になった