棘

歌詞

歩道橋の真ん中に立って 出来損ないのメロディ 空に投げたら 風に揺れて散って 君の街まで届いたらいいな 低い声も笑った顔も忘れないよ 青い空に白い雲が一つ 僕の中の 君が少しずつ消えてゆくのを 気づかぬよに僕は今日も過ごしてる だけど胸の奥の奥の この痛みだけはずっと 中途半端な傷跡なんか残して 2人の物語は終わり 10ページくらいの短編には 結末なんてない優しい退屈な物語 人を好きになることは良いことだよ だけど 本当に好きだから忘れるよ 君と出会わなくたって僕の人生 それはそれで それなりに幸せだったろう だけど今は心臓に絡まる棘さえも 愛しいくらい君を想っていたんだ 僕はいつだって 自分のことばかりでさ 君の優しさが 当たり前のものだと思ってたんだ 本当は風になって 今すぐ鳥になって 君の街まで飛んで行きたい 君を抱きしめて離したくない 僕の中の 君が少しずつ消えてゆくのを 気づかぬよに僕は今日も過ごしてる だけど胸の奥の奥の この痛みだけはずっと 中途半端な傷跡なんか残して 君と出会わなくたって僕の人生 それはそれで それなりに幸せだったろう だけど今は心臓に絡まる棘さえも 愛しいくらい君を想っていたんだ 出来損ないのメロディを歌いながら