舞い散る雪が全て白く染めた ふたり重ねた日々も 君が無邪気にそばで笑ってる あの日の記憶さえも 立ち止まり見上げた空には 冬の星座が瞬く 行き交う人混みの中 君のこと探してた 煌めく街のふたりに姿重ねて 零れる白いため息 同じ空の下で他の誰かと 君は笑ってるのかな 立ちすくむ僕の掌に 舞い降ちたひとひらの粉雪 握りしめること出来ず すぐに溶けて零れ落ちた 繋いだ指先 悴んだその手を 僕は温められなくて 震える君 強く抱きめたなら 未来は変わったのかな 舞い散る雪が全て白く染めた ふたり重ねた日々も 君が無邪気にそばで笑ってる あの日の記憶さえも 降り注ぐ太陽 僕にはまだ眩しすぎて ふたりの足跡 このまま溶けてしまいそう どれだけ想っても君は戻らない 胸に積もった思いだけが 時が流れていつか目覚める頃 ふたりの雪の結晶は 巡る季節と共に消えるのだろ あの日の記憶だけがまだ 微かに残るふたりの足跡