ざわめいた青田風 枯れて揺れるホウセンカ 飲み込んだ合言葉 冷たい汗が頬を伝う きっと君のせいだ 君のせいだ 君のチャイムに溺れる 死にそこなっている残照が瞳を穿つ 散らばった星屑は蠢いている おとぎの最後には最低な願いが叶う 消えないでいて 僕が大人になっても 澄みきって凪いだ朝 それはなぜか懐かしく 受け取った合言葉 泣きそうに淡い空 きっと君のせいだ 君のせいだ 君のせいだ 誠に素晴らしき肺呼吸のせいで 爆ぜた白昼夢 今日 幸せに凍てつく時間は ドロドロになったよ 薄ら灯ったのは最低な命の光 君は透明だから欺かれた ふたりの毎日を淡々と光に焚べる サイレンが止む頃に針を進めて 死にそこなっている残照が瞳を穿つ 散らばった星屑は蠢いている おとぎの最後には最低な願いが叶う 消えないでいて 僕が大人になっても 許さないで 愚かな僕を