あぁ 君の声と 君の癖と 君の仕草と それだけで 分かった気になっていたんだ 幼かった僕は あぁ 君の過去も 君の嘘も 君の秘密も それ以上を 分かろうともしなかったんだ 甘えていた僕は 手を伸ばしたら 届いたから 背伸びをしながら 並んでいた 些細なことが 焼き付いては反芻しながら 僕に刻み込まれていく 少し遠いその街には2人の想い出が 詰まっている 綺麗な景色は曖昧だけれど 君の表情は鮮明だ 幸せなことに気づけない日々こそが 幸せだったんだ あぁ 僕の声で 僕の歌で 僕の全ては これだけじゃ 分かってもらえないんだろう 弱いままだ僕は 手を伸ばす先は 変わっていて 背伸びしなくても 怖くなくて 些細なことが 錆び付いては回想しながら 僕は大人になっていく 少し遠いその街では1人じゃ息が 詰まってしまう 変わらず景色は綺麗だけれど 物足りないなと思うんだ 幸せだったと気づいた今更じゃ もう手遅れだ 少し遠いその街では1人じゃ息が 詰まってしまう 出会う前からやり直せたならな 子供みたいで馬鹿みたいで 少し遠いその街でさ 1人で想い出を閉まっていく 変わる景色は追いつけないけど 君の言葉は今も鮮明だ 今までを背負い歩いてく日々だから 僕であるように