永劫が途絶えた 傷口が醜く癒えるように 臍帯が絡まった手足には 夜の色がいくつも滲んでいた それを知り項垂れた頭には ぼやけた秒針だけが残っていて 死を伴う自責に駆られた俺は 本当に恐ろしく思えてしまった 醒めない景色には 水銀の海と 嘆きの様に散らばった太陽に 枯れない花の極彩色 痛みがそれらを見せてくれるなら 何度でも傷を負う 僅かな赤みを帯びた過去とともに 俺に明け渡してくれ 白んでいく 僕の名前は 捏造した影の中 気化していく 僕の名前も 憂いに変わればいいのに 空隙を埋める愛憎で 意識の淵が濡れている 亡骸も残せなかった 涙の質を問う 書き出してくれ 俺に間違いなどないと 吐き出した未明 そこに誰もいないの? 切迫と軋む反証は 意識の中で熟れている 亡骸も残せてないんだ 涙の質を問おう 掻き出してくれ 俺の間違いなど全部 吐き出した未明 そこに誰もいないよ いたいけな君に 荒んでいた日々が 次第に消えていく …白んでいる …どうしていけるかな