今日も多分 踏み込めないまま時間がやってくる だろう アルコールがないと話せないし こんなんじゃいつまで経っても この距離はこのまま きみはいつもみんなの ほんの少し後ろにいて その歩き方が好きだと思う きみの黒い瞳はいつも少し遠くを見 つめていて とても綺麗だと思う そしてただきみに言いたい きみはいつもどこか ひとりぼっちで 綺麗だと思う 帰り道はいつかきみが好きだと言っ ていたうたを 好きになりたくて この小さな窓から差し込む 光の美しさを きみならきっと分かってくれるだろ う きみの黒い瞳はいつも少し遠くを見 つめていて なぜか苦しくなる そしてただきみに言いたい きみにいつか好きだと言いたい 今日も多分 生ぬるい風の中そのうたを 聴くのだろう