孤独マスターの生涯

歌詞

彼は死んで行く 一人ぼっちで 妻もいない 子供もいない 兄弟もいない 友達なんて出来たこともない 彼の人生振り返ってみよう 喋ることが苦手で いつも一人遊んでいた おとなしい内気な子供 空想が好きな子供 勉強はまあまあで 運動は全然ダメ 彼は母と二人暮らし 父親の顔は知らない 学校では一人で 家に帰っても一人 母親は優しくて 彼のことを愛していた 学校行きたくない みんなが傷つける 僕はいない 心もない 何されても感じない 辛く長い 耐えるだけの時間 終わらない 永遠に 終わらない 永遠に 終わらない… 心を閉ざせ 心を殺せ 何も感じないように 何も感じないよう 心を閉ざせ 心を殺せ 何も感じないように 何も感じないよう もう終わる…もう終わる… 彼は就職 ネジを作る工場 朝から晩まで一言も喋らず 毎日毎日ネジを作り続ける 寂しいとかは思わない ただ、ただ、生きるだけ 悲しいとかは思わない 僕は孤独を極める 彼の人生は何も起こらない 彼が歩くのは平坦な道 夢も目標もない 同じ毎日の繰り返し 母と二人で生きて行く 平穏な日々を生きて行く これまでずっと 心を閉ざし 感情を殺し 耐えてきたのに 大切な人が いなくなることは 耐えられないよ 会いたいよ 抑えられていた感情が溢れ出る 消されていた感情が蘇る 母の愛と僕の愛は 死んでも消えない、永遠に 思い出の世界、空想の世界 そこで生きる、幸せに 最後の時が来た 最後の時が来た 幸せな人生だった 幸せな時間がたくさんあった 他人のことはどうでもいい 死んだらみんな一緒だ 生きたいように生きた 僕は僕なりにやり遂げた 自分が自分であることを 僕は誇りに思う