森の陰 うずくまってたその手を取って 駆け抜けた 何か始まった感じがした! 青く光る宝石?が綺麗な大きな杖 一目見て魔法使いさんだ!って 思ったの ねぇ 約束を交わしたあなたの 深い慈愛と練磨が いつか報われるって信じてたから 切り裂いた空みたいな青が 一瞬で世界に光くれたね 霧の向こう 歩き出したあなたの背中を 今でも覚えてるよ そしてまた夢はひとつふたつと 始まって わたしもね魔法を使えたらって 思ったの 「いつか叶う」って何度だってさ 滲んでも声にして星を探した 報われなくてもそれでいいなんて 思っちゃう自分に嫌気がさした 日々の果て いつかを願う度 堂々が巡って藍に沈む午後 鈍色(にび)の空 白い希望が爆ぜて あなたの魔法の意味を知った 変わっていく現状 変えられない過去 際限ない宇宙の膨張に目が眩んでも 消えないよあなたがくれた愛は シェルフの奥 隠したダイアリー 虹の向こう花の咲く場所で あなたはずっと 待っていてくれるかな ねえわたしも使えたよ いつか見せたいな わたしの赤い魔法 切り裂いた空みたいな青は 快晴の未来に連れてゆくから 一生涯この胸に灼き付いて離れない あなたの青い魔法