旅人になってから どれくらい経っただろう 命は勝手に早歩き 側にいて欲しいだけ 痺れてしまう朝に泣いたの 鳴る、相変わらず胸の内が メロウとは程遠いところで 撓んだムードで 綺麗な魂になりたい ずっと考え込んで 血が通った 踵が浮くような細い道 疲れてしまう空気を吐いたの 誰かれ構えない私を許して 優しさから逃れてしまったよ またそうやって 読み過ぎたしおりの傷み 数え過ぎたサービスエリア 片道しかないと思って 土足で踏んだ心も 今返ってきてしまった 当たり前に 痺れてしまう朝に泣いたの 鳴る、相変わらず胸の内が メロウとは程遠いところで 撓んだムードで まだまだ続く それぞれのペースで 旅人よ たまには立ち止まれ 私はどうするかな 濡れた道を踏んだ