カタカタ コトコトと 進んでくビルを抜けて ゆるりゆるり揺られながら 次の駅まで ながい夜に見た夢は 薄い三日月の下に 街灯の明かり ひとつづつ灯すよ 君以外 孤独を分け合う人はいない この世には存在しない 嘘つきな神様が空の向こう ゆっくり沈む街を ただいまは眺めてよう 短い夏に揺れる ああ、中央線 出会い別れ 喜怒哀楽 どこに終着駅を探す ぷらぷらっとホーム探す 人々はただただ電車を待つ 探しに行こう 揺られて行こう 乗り過ごしてもかまわないよ たどり着こうそれぞれの駅まで 帰りたい 場所が終点かもしれない そんなことを思い出した 踏切 待ち人を通り過ぎる ゆっくり沈む街を ただいまは眺めてよう 短い夏に揺れる ああ、中央線 短い夏に揺れる ああ、中央線 カタカタ コトコト