12月の午前0時をまわり おもむろに深夜のラジオをかけた 今日はまだまだねむれないようだ よるのばけものが目を覚ます 始発点発車しない電車 猫アレルギーのうた聴いて 光が落ちてゆく 明日が起きるまで 膝を抱えて今日を見る 白い息を吐きながら なでる肩をくすねた 賑やかな遠い残響で ひとりきりただ少し淋しくなった 静かに弦を弾き鳴らして 今日の言葉をつらつらと語る 赤い傘持って今日も歩く 雨なんて降ってないけど 線路沿い足を止めた 明日が起きるまで 本を開いて目を閉じた 白い光が差し込み そして今日が目覚めた 勇敢なスーパースターになって 嘲笑う者に手を振って 強く 生きていたいんだって 明日が起きるまで 膝を抱えて空を見る 僕の周りにいる よるのばけものたちは 消えた