まどろむ闇の中黒い影が柔肌にツメを立てる 快楽酔いしれて先をせがむ無知なるモノたち 歯止めのない 甘い衝動 無意味さが余計掻き立ててる 夜の明かりすべてくわえこんだ帳を さぁ着飾り踊れ 壊れそうな心に触れたつたないツメが 喉元を這ってはのぼりつめる 守るべき世界と 守りたい純潔 刹那の痛み抱いてまたしがらみに堕ちていく 漆黒の闇の中赤い蜜が滴れては痕を残す たまらず漏れる吐息が合図 牙剥く支配者 くすぐるように なぞる動揺 無情さをはらむ爪先から 夜の叫びすべて包み込んだ静寂よ舞台で踊れ とろけそうな言葉に隠された媚薬が 耳元を噛んでは果てて尽きる 語るべき未来と 語りたい現在(いま) この時めき胸に抱いて永い眠りに落ちていく 弾けそうな裸身に触れた小さな舌が 或の日負った傷癒していく 壊れそうな心を掴むつたないツメが 喉元を這ってはのぼりつめる 守るべき世界と 守りたい純潔 刹那の痛み抱いてまたしがらみに堕ちていく