濡れた刹那 病んだ雨 滴るワイングラスの水滴 紅く引いた口紅も 堕ちる刹那 満ちる涙 欠ける月の合間 泣く 聞こえない足音 着飾ってみたなら 混ざって 交ざって ドロドロの夢 愛など口にしたら終い そんな事も知らずに あたし 馬鹿で屑で愚図で如何仕様も 無いから せめて鼓動を赦されていたいから 何処にでもありそうな貴方の話 今夜だけは聞いてあげるね 夜が白んで消える迄 始めから何処にも居なくて 何処にだって行けるの 君の嘘も 愛も 花も ボロボロに散る 名前だって要らないから全部忘れて 置いていかないで 置き去りにして あたし 馬鹿で屑で愚図で如何仕様も無いな 過去も明日も見境無く喰べて 今にするの 何処にでもありそうな貴方の話 笑顔みたいな顔作って聞いてあげる 永遠に擬態した甘い罠 それでも良いと言ったのは 永遠など無いと分かってたの 直ぐに消えてゆくわ 貴方みたいに