あれからそっちではどうだい 話したいことは沢山あるけれど きっと核心は避けてしまうんだろう 時間は大抵いつも 傷つけた方にばかり優しい 俺はずるいなぁ 良いことばかり覚えていて オレンジ色した 東京タワーの上から 流れていく景色が見えた 遠くへ来れた気がした 無邪気さを持て余していた 何一つ足りないまま 一生分の恋をしていた 君はどうだった? 古びたキャンパスノート CDR 使い捨てカメラ ギター オレンジ色した 東京タワーの上から 「懐かしい」より 相応しい言葉があるような 気がしていた どれくらい離れたろうか 思い出を持て余していた 世田谷はあの辺り 一生分の恋をしながら 君と暮らしてた 「もう一度」 なんて言えないくらいの あれは恋だった