月だけがいやに 綺麗な夜 きみのことだけ 思い出してる ひとり 改札通る音も 熱の名残も 風が吹く音まで 妙によそよそしくて スマホは見ない 音楽も聞かない やるせなくてさ 窓を見つめる 独りでなんて 過ごせないから 人と関わらないと 乾いていくから 仲良くするんだ 僕のことなんか ほんとはどうでも いい人たちと 馴れ合いなんて むなしいだけだと 割り切れたらどんなに 楽だろう 熱狂と静寂 電車に1人 のしかかる沈黙から 逃げている 僕はいつから 自分の足で 立つことができなく なったんだろう 僕はいつから 前だけを見ずに 横を見る癖が ついたんだろう 安い安堵感 使い捨ての喧騒 笑ってみたり おどけてみたり 道化のフリが 上手くなっていく 心が 緩やかに死んでいるというのに! 馴れ合いなんて むなしいだけだと 割り切れたらどんなに 楽だろう 熱狂と静寂 電車に1人 のしかかる沈黙から 逃げている ずっと前から わかってたこと 僕ら孤独を 誤魔化してるだけ 友情なんて 綺麗な言葉じゃ 孤独を消してや くれないのさ