月明かりの目を盗んで 夜の散歩 君のテンポを確かめながら 月並みなメロディーに乗って 夏のぬるい風が 吹いた 足りない心の穴 埋める言葉 僕ら 覚えてしまう日が来るから 今日は何も知らないまま 眠る子供みたいに 意味のない夢を見よう このまま 世界よとまれ 君と僕だけを残したままで 誰にも言わずに 空へ出かけよう どこへ逃げても 景色は丸いまま進むから 手を離さないで 明日を先のばししよう 待ち合わせした 今日に僕らいなかった リセットができずに ズレていく 体内時計 今夜の月も 君の涙もいつかは 都合良い記憶に 変わるのが怖い 消えない君の傷も 懲りない僕の夢も 忘れてしまう日が来るなら せめて甘く苦く青い季節を超えて 僕ら 大人になっているといいな このまま 世界よとまれ 君と僕だけを残したままで 何にも気にせず 宇宙へ出かけよう どこへ逃げても 景色は丸いまま進むから 目を離さないで 二人を先のばししよう 明るいはずの未来のお話が 終わるまで 君と一緒にいたかった 魔法はいつかとけることを 分かっていても きっと きっと きっと このまま 世界よとまれ 君と僕だけを残したままで 誰にも言わずに 空へ出かけよう どこへ逃げても 景色は丸いまま進むから 手を離さないで 明日を先のばししよう