あざみ

歌詞

この胸を攫う 横顔涼し 風あざみ惑う 深爪がなぞる 輪郭冷たし 想いわずらい煩わし この手が 繋いだはずのその手を解かぬよう 離されてしまえば 想いは断ち切れなく 探しあてた後で それ以上も以下もなく 触れるわ 届かないままで 気付けないままで 夕立に泣かれ消えた 水辺蹴る足を 季節が速めて 急かす背中にやるせなし この目が 瞬きすら惜しむのは失くさぬよう 許されていたのに 誰にも打ち明けずに 変わり果てたとして これ以外何もなく 翳るわ 日の光枯れた思い出俯瞰 手の鳴る方ハナミズキ 霞がかれば夢も篝火 風がまた凪ぐ時の思惑わ この手が 繋いだはずのその手を解かぬよう 離されてしまえば 想いは断ち切れなく 探しあてた後で それ以上も以下もなく 立ちつくして 暮れるわ